テスト終了条件を明確にすることの大事さを学ぶ

先が見えている上司だった。
今日の一言は妙に印象に残った。

「先にログの非検知テストをやって、それから検知テストをやった方がいいよ。」

「えっと……」

理解が追いつかなかった。

なぜレビューのときにそんなことを言ったのか。
別のテストケースなんだし、順番なんて関係ないと思っていた。

上司は私の様子を見て、補足する。

「非検知って、検知されないことを確認するんだから、あとから検知できる処理が来たほうが安心できるんだよ。」

よくよく考えれば、検知されないことの証明は難しい。
アラートが鳴らないことの証明は、特にそうだ。

テストの終了条件が明確でない以上、どこまで待てばいいかわからない。
待つ時間を数値で決めるにしても、その根拠は曖昧になりがちだ。

だから、あとに検知される処理を置けば、
その「どこまで待てばよいか問題」は自然と解決される。
ちゃんとログ出力順に検知対象となる前提はあるからだ。

作業レベルの懸念まで見据えてコメントするのはすごいなと思った。
本当に、先が見えているのかもしれない。

上司の見通しに感心したが、
今回の私の学びとしては、テスト終了条件を明確にすること
そして、それをどう担保するかを設計に組み込むことだった。

この気づきを、以後の教訓として大事にしたい。


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